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泡消火設備の仕組みとは

泡消火設備の仕組みとは

2023/05/03

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建物に備え付けられる消火の方法の1つに、泡消火設備があります。
今回は、泡消火設備の仕組みについて見ていきましょう。

▼泡消火設備の具体的な仕組み
泡消火設備とは、具体的にどのような仕組みになっているのでしょうか。

■最初に働く仕組みは窒息作用
泡消火設備で最初に働く仕組みが、窒息作用です。
火は上部に行くほど高温で、下は低温という特徴を持っています。

高温部からは蒸気が立ち上り、これに引火して燃えますので、真っ先に高温部にアプローチしなければなりません。
そこで、泡消火設備では高温部全体を泡で覆い、燃えるのに必要な酸素を封じ込めてしまうのです。
これがいわゆる窒息作用という仕組みで、蒸気を封印されることによって燃えることができなくなります。

■続いて冷却作用が働く
窒息作用によって火を覆い、燃焼できないようにした泡は、次いで冷却という作業に移るのが、泡消火設備の特徴です。
消火泡にはたくさんの水分が含まれており、窒息されて燃える力を奪われた高温部の中へと入り込み、温度を下げていきます。

高温部の下には低温部がありますが、もともと下部分は温度が低いため、急速に冷却が進むのです。
火の中で下部が冷たくなれば、高温だった上部分の熱も奪われ、冷めてきます。
泡消火設備とは最初に火の力を窒息作用で奪ったのち、内部に浸透して冷却作用を働かせることによって、火災を鎮めていく仕組みです。

▼まとめ
泡消火設備の仕組みとは、まず火が燃える原因を封じ込めた後で内部から冷却させることだとわかりました。
この2つの作用が相互に働くことで、高温の火も消してしまうわけですね。
弊社では建物に必要な、あらゆる消火設備の設計図を作成いたします。
施工図も手掛けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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