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泡消火設備で泡の種類が変わる理由とは

泡消火設備で泡の種類が変わる理由とは

2023/06/01

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泡消火設備の原理は同じですが、シチュエーションによって泡の種類が異なります。
今回は、泡消火設備で泡の種類が変わる理由について見てみましょう。

▼同じ泡消火設備でも泡の種類が違う理由
同じ泡消火設備なのに、泡の種類が違うのには理由があります。

■倍率の違いによって種類を変えている
泡消火設備によって消火を行う際、倍率を変えることによって、泡の種類を3つに分けられるのが特徴です。
具体的には、倍率20以下で作る低発泡は非常に流動性に優れた泡となります。
そのため、可燃性の液体が流出したことによって起こった火災や、可燃性の燃料等が入ったタンクが燃えた際の火災に最適です。

■中・高発泡
倍率20以上80未満レベルの泡は中発泡、80以上1000未満の泡は高発泡となり、低発泡では消せない大きな火災を消すことができる種類の泡となります。
中発泡、高発泡のどちらの種類にも当てはまるのが、火が発生した部分を一気に覆って火災を食い止めてしまうところと言えるでしょう。

そのため、低発泡に比べて分厚い泡が出るのが特徴です。
さらに、火災が発生した場所を覆うだけではなく、燃え広がるのを防ぐために火事が起こった空間全体に向けて広範囲に消火泡を噴出させます。
これによって、周辺に火が飛び散っても類焼することなく、火を鎮火させられるというわけです。

▼まとめ
泡消火設備は、倍率によって泡の種類を作り分けて火事に対応することがわかりました。
火事の規模や範囲はその時々で変わりますので、さまざまな種類の泡で対処できると安心ですね。
弊社では建物の消火設備の施工図や、設計図の作成を承っております。
泡消火設備に関することは、お気軽にお問い合わせください。

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