アラーム弁の役割とは
2021/09/05
スプリンクラーが作動する上で重要な役割を果たすパーツのひとつに「アラーム弁」というものがあります。
今回はアラーム弁とはどういった部品なのか、その役割について解説していきますので、消火設備設置の際はぜひ参考にしてください。
▼アラーム弁とは
アラーム弁は、別名で「流水検知装置」とも呼ばれます。
スプリンクラー設備のバルブなどがついている場所の近くに設置され、中に流れる水の動きを感知する機能があります。
■アラーム弁の役割
アラーム弁の主な役割は、スプリンクラー内部の水流の変化からスプリンクラーの作動を察知し、電気信号によって火災の発生を知らせることです。
消火設備の中には火災を察知して周囲にアナウンスを流してから消火剤が散布されるタイプもあるのですが、スプリンクラーの場合は室内の温度が上がると自然に水が出る仕組みになっています。
先に消火活動が開始され、それから周囲に知らせるという順序になっているわけですね。
■アラーム弁設計時の留意点
消火設備を設置する時、アラーム弁設備は他の部位よりも先行して施工が始まることが多いです。
そのため、図面も早めに用意できたほうがスムーズに施工に入ることができるでしょう。
消火設備専門の図面作成業者でも施工順序について配慮しながら設計を行うことが可能ですので、ご依頼時にはその旨をご相談ください。
和光設計有限会社でもアラーム弁室や送水口、採水口廻りなど、先行配管が必要な場所について考慮しながら準備を進めさせていただいています。
▼まとめ
スプリンクラーがあれば誰もいない室内で火災が起きた時にもすぐ消火を始めることができますが、同時に周囲への注意喚起も行わなくてはなりません。
アラーム弁の重要性とは何かを考えながら、より安全な消火設備を建物に組み込んでいきましょう。
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