粉末消火設備と消火器の違いとは
2023/02/01
建物を火災から守るための備えとして、粉末消火設備と消火器の設置にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、粉末消火設備と消火器の違いを見てみましょう。
▼粉末消火設備と消火器に見られる違い
火災に対する備えとして粉末消火設備と消火器では、違いが見られます。
■粉末消火設備の特徴
粉末消火設備とは、火災の原因部分に粉末消火剤を大量に放射して表面を覆うタイプの消火方法です。
粉末消火剤で火を覆うことによって、火は燃えるための酸素を得ることができず、徐々に火の勢いが弱まっていきます。
また、酸素を遮断するだけでなく炭酸ガスを発生させて酸素濃度を下げ、あちこちへ燃焼していく連鎖反応を抑制するのが特徴です。
これらの相乗効果により、非常に早く消火できることや勢いの強い火災にも対応できます。
設備が自動で火災を探知して粉末消火剤を放射する設定にしておけば、火災の近くに行かずに済みますので非常に安全です。
■消火器の特徴
消火器は色々な大きさがあり、火災を鎮火させるための消火剤の種類もさまざまです。
基本的に消火器は人の手によって用いられ、火災の初期消火に使います。
したがって、火の側に近づいて消火活動を行わなければならないところが、粉末消火設備との大きな違いです。
また、消火器に充填されている消火剤によっては、火災の原因に効果がない場合があります。
粉末消火剤が相乗効果によって火災を封じ込めていくのに対し、消火器は正しい知識を持って使わないと効果が上がりません。
粉末消火設備と消火器は、まさに天と地ほどの大きな違いがあると言えるでしょう。
▼まとめ
粉末消火設備と消火器にはさまざまな違いがあり、その違いがもたらす結果もかなりの差が出てくると言わざるを得ませんね。
弊社では、法人のお客様の建物を火災から守るために必要な消火設備に関する図面の作成を行っております。
消火設備に関することは、弊社にどうぞお気軽にご相談ください。
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