採水口とは
2021/11/08
「採水口」というものをご存知でしょうか。
「聞いたことない」という人もいるかもしれませんが、一度は見たことがあるはずです。
採水口は、火災が発生したときの消化活動で使用されます。
今回は、そんな採水口について解説していきます。
▼採水口とは
採水口は消火活動を行う際に使用されるもので、防火水槽などの水源と繋がっています。
消化するためには水が必要ですが、消防車が水源まで行けない場合は採水口を使って吸水しています。
採水口には自立型と埋込型の2種類があり、建物の構造や設置場所に応じて使い分けられています。
▼採水口が設置されている建物
消防車が水源に行ける場合は採水口を使わなくても消火活動を行えるので、採水口は全ての建物に設置されているわけではありません。
採水口が設置されている建物には2つの特徴があります。
まず1つ目は、建物の地下に井戸や防火水槽などがある場合です。
地下に水源があれば消防車で吸水できそうですが、吸管投入口を作ることができないので採水口まで配管を引いています。
そして採水口から水をくみ上げているのです。
2つ目は、建物内にプールなどがある場合です。
プールがあるフィットネスクラブやホテルなど、火災時に水を借りても良いことになっている場合は、採水口を設置してすぐに吸水できるようにしています。
▼まとめ
採水口は、消火活動の際に吸水をスムーズに行うために設置されています。
大きな建物では吸水が難しいので、採水口を設置していることが多いのです。
弊社では、消火設備の施工図・設計図を作成しているので、設置をお考えの方はぜひご相談ください。
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