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ガス消火設備の仕組みについて

ガス消火設備の仕組みについて

2021/09/17

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精密機械を多く有する施設の消火には、「ガス消火設備」が大きな効果を発揮します。
今回はガス消火設備の仕組みを解説していきますので、消火設備導入の際にはぜひ参考にしてください。

▼ガス消火設備の役割
ガス消火設備とは二酸化炭素や窒素などの「ガス」によって屋内の火災を鎮める装置です。
コンピューターや通信機器などの精密機器が置かれた室内では、水による消火を行うと重要な機器に不具合が出る可能性があります。
こうした施設では水で消火するスプリンクラーではなく、ガス消火設備を導入したほうが安全に消火を行うことができるでしょう。

■ガス消火設備の仕組み
ガス消火設備もスプリンクラーのように、火災を感知してガス(消火剤)を噴射し鎮火するという仕組みは同じです。
異なるのは、周囲に火災を知らせるタイミングです。
スプリンクラーは消火を開始してから火災報知器が作動するのに対し、ガス消火設備は消火用のガスを噴射する前に周囲に退避を知らせるアナウンスが流れます。

スプリンクラーから出る水は人が浴びても命に危険が及ぶことはほとんどありませんが、消火剤として使われるガスは、室内に充満すると呼吸を行うことができず、窒息する危険があります。
これでは火が消えても意味がありませんから、ガス消火設備の仕組みにおいて「退避勧告」のシステムは最も重要と言えるでしょう。
そのため、図面作成業者でも退避勧告システムには特に重きを置いて作業を行っています。
和光設計有限会社でも退避システムを重視した図面を作成していますので、ぜひ安心してご依頼ください。

▼まとめ
ガス消火設備はとても優秀な消火設備ですが、人命を守る仕組みもしっかり考慮の上で稼動させなくてはなりません。
導入の際はこの点を忘れずに、より安全な消火システムを組み上げていってください。

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