消化と鎮火の違いについて
火災のニュースなどで、「消火」や「鎮火」の文字を目にすることがあると思います。
中には、消火と鎮火の違いがわからないという人もいるでしょう。
そこで今回は、消化と鎮火の違いについて解説していきます。
▼消化と鎮火の違い
まず「消火」という言葉は、火を消す行動を指します。
消火活動という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは火を消すための動作です。
また、消化器は火を消すための道具を表します。
そして「鎮火」という言葉は、火が消えた状態を指します。
火災が起きて消火活動を行い、火が消えた様子を「火災現場が鎮火した」と表すことができます。
つまり、「消火」は火を消すための行動、「鎮火」は火を消された状態を言います。
▼鎮火と鎮圧の違い
もう1つ、ニュースでよく目にするのが「鎮火」と「鎮圧」の文字です。
同じ意味で捉えている人もいると思いますが、実は違う意味を持っています。
先ほども説明したように、「鎮火」は火が消えてこれ以上消火活動が必要ない状態を表します。
一方、「鎮圧」は消火活動によって火の勢いが弱まってきている状態を表します。
つまり、まだ火は消えていない状態ですが、これ以上火災が拡大することはないと判断された場合に「鎮圧」という言葉が使われるのです。
流れとしては、鎮圧→鎮火というようになります。
▼まとめ
消火と鎮火は違う意味を持っており、それぞれの意味を知っていればニュースで見かけたときにも正しい情報を把握することができます。
鎮火と鎮圧も混同しやすいので、ぜひ覚えておいてください。
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